途中下車の旅〜港北区編(後編)
1730小机・竹燈籠まつり
前日の雨が嘘のように晴れた日曜日。
城址公園に行くべく、小机駅を降り立った私。
駅を降りたところからその不思議な世界は始まっていました。
普段は静かな駅からの小道に点在する柔らかな明かり。
賑やかな新横浜の隣り合わせの駅とは思えないほど。
新横浜が表なら、まるで裏。
竹灯籠の灯りで町は明るくなりました。
城跡の入口で入場料をはらっていよいよ竹灯籠の異次元空間が始まりました。
急な勾配の坂を登り、竹林に入るとそこは。
満天の空の下にいるよう。
一つ一つは小さな灯りだけど、確かな存在感を放っている。
遠くに聞こえる尺八の音色が、戦国時代からの歴史を讃えているよう。
優しい光たちは、私たちの想像を越え、過去と未来を越えた宇宙。
−なんて書いてしまうほどの景色でした。
もちろん、頂上にだんごやビ−ルの売店があったり、みやげ屋もあったりするんだけど。
それなりに楽しんだ‥小机竹燈籠まつりでした。